
Charの音色をペダルだけで出したい!
Charのギターの音ってめちゃくちゃいいですよね。
特に60年、70年代のブルースロックが好きな人は、憧れる音色なのではないでしょうか。
この記事では、そんなChar氏の音色をペダルだけで出すために
をお届けします。
なぜペダルだけ
という理由も、一緒にご紹介していきます。
Charの音色をペダルだけで出したい理由


Charの音色を出すには、
「ストラトもしくはムスタングにマッチレスかピラミッドで出せるじゃん!
と言われそうですが、ペダルだけで出したい理由はこんなことからです。
スタジオやライブにアンプを持っていくのは大変
家で弾くならアンプを真似すればいいですが、それでも無理はありますよね。
その他の理由としては、バンドで演奏する時に大変だからです。
練習スタジオやライブに行く時に、アンプを持っていくのは現実的ではありません。
運ぶための車も必要になるし、階段なんかは1人で運べません。
ましてライブともなるとワンマンならいいですが、大体は対バン。
マイアンプなんか持っていったら、それこそスタッフや他のバンドの人たちに迷惑がかかってしまいます。
ジャズコをメインに音作りをしたい


上記の理由から、ペダルだけでCharの音色を出せればエフェクターボードに収まるのでどこでも出せるように。
またジャズコメインで音作りをしたい理由は、ほぼどこのスタジオ、ライブハウスにもおいてあるギターアンプだから。
ペダルエフェクターのセッティングが同じでも、繋ぐアンプによってかなり音色が変わります。
そのためにも、どこにでもおいてあるジャズコをメインに音作りをするのが1番理想です。


Charの音色は時代によって違う


Charの音色を出したいと言っても、時代によって音色はかなり違います。
うろ覚えですが、今までのCharの音色や機材はこんな感じでした。
アイドル時代
ハイワットとジャズコにブースターを使っていました。
映像を見るとアイドル時代なので、ボーカルとリードギターという印象が強かったです。
そのため歌っている時のバッキングの音色は、ギターのボリュームを絞ってほぼクランチの音。
リードでボリュームを上げて弾いていました。
この時のギターの音色は、いい音ですが個人的にはあまり好みではありません。
JL&C時代
メサブギーやハイワットを使っていました。
歪み(ブースター)はMAXON初期型のOD-880。
ツマミが2つしかないもので、以前僕も使ったことがありますが、ハッキリ言ってほとんど歪みません。
アンプで歪みをメインに作って、ブースター的な使い方をするのがベスト。
現在はツマミが3つのOD820ならすぐに手に入ります。


ピンクラ時代
Charには珍しい、マルチエフェクターを使っていた時代がありました。
確かRolandのGP-8というものだったと思います。


ピンクラの後半は、アンプにMATCHLESSが初登場。
ブースターとして、MAXONの真空管を搭載したROD880を使用していました。
個人的には、段々と好みのギターの音色になってきた時代です。
ソロ時代~現在
ピンクラ解散後、武道館での20周年ライブが開催され僕も当時観に行きましたが、この辺りからかなり好みの音になりました。
使っている機材は
というセットが定番に。
個人的に大好きな音で、60、70年代のブルースロック好きにはたまらない音。
カリカリとした音というか、いわゆる枯れた音が最高です。
個人的に好みの音はソロ時代~最近


ソロになってからも歪み系やコーラスは何度か変わってきましたが、音色は完全にドストライク。
先ほども書きましたが、この枯れた音がたまりません。
歪みすぎないけど太く中音域がしっかり出ていて、ギターのボリューム調整だけでカッティングからソロまでいけてしまうセッティングが最高。
もちろん本人が言っているようにテクニックが大事ですが、やっぱり素人は
「せめて機材だけでも少しでも近づけたい!」
という気持ちが出てしまいます。
やっぱりCharの長いギター歴史の中では、個人的な見解ですがソロになってから段々と60、70年代の音に近づいてきたような気がしてなりません。
痺れます。
Charの音色をペダルだけでだすために「揃えておきたいエフェクター8選」


ここからは完全に個人的好みが入ってしまいますが、こんな条件で揃える場合でピックアップしたいと思います。
- ペダルエフェクターのみ
- 高価なものは代用品
- 現在(2025年2月)でも手に入るもの
- ジャズコをメインに音を作る
- 頑張れば手が届く値段のもの
それでは早速、
をご紹介します。
歪み系
Charの音色を出すなら、メインは歪み系がポイントになります。
本人はアンプをメインに作っていますが、最近はMATCHLESSからピラミッドというアンプに変わりました。


どちらも、ほぼ同じような音色ということで進めます。
アンプ代替のペダル
現在は、ピラミッドという本人が開発に加わったものを使っていますが、やっぱりCharと言えばMATCHLESS。
メインとする歪みは、とても心地の良い中音域が特徴のアンプ。
この音を「MATCHLESS Hot Box3」で代用するのが手っ取り早い。
ちょっとだけ高めですが、軸となる音のMATCHLESSアンプの音をペダルで出したいなら絶対に欲しい一品。


ブースト
Charが長年愛用していたブースタとして使用していたのが、Klon Centaur(クーロン ケンタウルス)。
現在50万前後まで値段が上がっていて、全く手が出ません。
ケンタウルスに寄せたペダルがたくさん出ていますが、WARM AUDIO / Centavoがいいです。
形もデザインも本物に近いし音もかなり似ています。
もう1つ上げるなら、最近Char本人も使用しているVEMURAM SPIRITONE。
Charと新たなオーバードライブサウンドを生み出すべく、1年以上の開発期間をかけて完成させたミディアムゲインのKlon Centaurを基本としたペダルです。
頑張れば手が届く値段!


ワウ
最近使用しているワウは、Tread-Light Wah Pedalというもの。
フェンダー製で、ワウには珍しいオンオフがわかるLEDが付いているのも嬉しいポイント。
本人はノイズが少ないところがお気に入りと言っています。


コーラス
Char本人はBOSSのCE-1を使用していますが、MAXONのCS550で代用するのも全然アリです。
以前まではずっと愛用していて、開発時に本人も監修。
名器ですよね。


オクターバー
オクターバーは、本人が使用しているものと同じものを手に入れましょう。
フェイザー
オクターバー同様、こちらも本人と同じものを手に入れて間違いない。


ディレイ


Char本人は、WATKINS COPICATというテープエコーを使用。
テープエコーとは
現在主流のデジタルディレイと比べると柔らかなサウンドで、プリアンプはつなぐだけで音が太くなると言われ、当時のギタリストの多くが愛用していました。
現在は20万円ぐらいします。
またメンテがかなり大変なようで、実際に回るテープ部分は消耗するので定期的に交換しないと切れて使えなくなってしまいます。
この部品がなかなか手に入りにくいとも言っています。
WATKINS COPICATの魅力は、
・アナログな柔らかい音
・ボリュームを上げるとブースト効果がある
ということ。
と、以前何かの雑誌で言っていました。
メンテのことを考えると、代替品で揃えるのが良さそうですね。
JIM DUNLOP EP103 Echoplex Delayがおすすめ。
テープエコーの名機「Maestro Echoplex EP-3」を再現したモデルで、テープエコー独特のテープ・サチュレーション(歪み)がアップする AGEモードを搭載したテープエコーのサウンドをリアルに再現した定番モデル。
WATKINS COPICATの代わりになります。


その他
2024年のJL&C、ピンクラのトリュビュートライブで登場。
Why Aren’t You Readyのイントロ部分で使用していました。
ギターシンセのようにいろんな音を出せるので、キーボードのいないバンドでも使えそうです。
予算に余裕のある方は、購入する価値ありです。


まとめ


Charの音色を出したいなら、ギターも大事だし弾き方を真似することが1番ですが、1ファンとしては
「機材で少しでも近づきたい」
と思う気持ちもかなりあります。
アンプまでは真似できないし実用的ではないので、せめてペダルでなんとかならないかと思い、ピックアップしてました。
僕と同じようにCharの音色を出したい人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
少しでもご参考になれば幸いです。
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