BOØWY。
伝説の日本のロックバンドですが、今の若い人たちは知らない人がほとんどかと思います。
氷室京介と布袋寅泰と言えば分かるでしょうか?
その2人が在籍していたBOØWYというロックバンドは1980年代には日本のロックシーンで大人気。
当時中学生だった僕は踊り狂いながらギターを弾く布袋氏を観てギターを始めました。
そんなBOØWY時代の布袋氏のギターと言えば、ほとんどの人が知っているあの幾何学模様のギター。
でもBOØWY時代の布袋モデルにはもう一つの隠れた名器があったんです。
BOØWY時代の布袋モデルといえばこれ!
もう誰もが知っている布袋寅泰氏のトレードマークの布袋モデル。
今では様々なグレードのものが出ていますが、当時はこのテレキャスのボディーにヘッドが鋭くとがっているコンコルドヘッドがとてもカッコよく印象的でした。
ライブではほぼ9割以上黒がベースのものを使用していましたが、アンコール時などには白ベースのものを使用することも。
これもまた当時は超レアな布袋氏のレア映像と映ったものです。
今ではすっかりこのギターと言えば布袋モデルという印象ですが、当時はこのアミダ模様もかなり衝撃的でした。
今見てもカッコいいですよね。
当時はFERNANDES製でギター小僧のあこがれの的。
楽器屋に飾ってあるのを指をくわえて見ていました。
知る人ぞ知るもう1つのBOØWY時代のフェルナンデス製布袋モデル
BOØWY時代の布袋モデルと言えば前項で書いたようにアミダ模様のギター。
しかし実はもう1本BOØWY時代の布袋モデルが存在していたのです。
それは【Fernandes MV-95HT】というもの。
当時は大ファンの僕にとっては初めて手にしたギターでもあります。
アミダ模様のメインギターなら誰がみても布袋!ってなりますが、こちらの【Fernandes MV-95HT】なら布袋!ってならないぐらいお洒落なギターですよね。
マリオネットのPVで使われていた
このギターを知ったキッカケはBOØWYの代表曲「マリオネット」のPVを観て。
現在と違って当時はネットで簡単に調べられる時代ではなかったので、アミダ模様以外のギターを使用しているこのギターのことを音楽雑誌などで調べまくったんです。
「BEET EMOTION」というアルバムのジャケットではグレッチのセミアコを持っていますが「マリオネット」のPVで持っているギターとはちょっと違う。
これは!ということで苦戦してやっとの思いでフェルナンデスのカタログに布袋モデルとして掲載されているのを発見しました。
楽器屋にポスターも貼っていたような気がします。
気になる方はYouTubeでマリオネットのPVをチェックしてみてくださいね。
もちろんライブでも使用
BOØWYのライブ自体実際に行ったことはありませんが、何回か使用されている情報があります。
また現在発売されている「LAST GIGS」のブルーレイ・DVDでも演奏している姿が少し写っている場面があります。
BOØWY時代の布袋氏と言えば、ほぼほぼあのアミダ模様のギター姿だったのでレア映像になりますよね。
【Fernandes MV-95HT】の特徴
【MV-95HT】は黒ベースのボディーと白ベースのボディーの2色が存在します。
当時の布袋氏は白ボディーのものを使用していました。
この記事では黒ボディーのものでご紹介致します。
それでは早速【Fernandes MV-95HT】はどんなギターなのかみていきましょう。
見た目
見た目は一見セミアコのような形をしています。
黒ベースの【Fernandes MV-95HT】ならボディーの両端に白のアルファベッドの「f」文字のようなホールがありますが、それは飾りで実際には本体内部まで穴は空いていません(ボディーから約2cmぐらい窪んではいます)。
黒ベースでゴールドのパーツの組み合わせもまたお洒落ですよね。
ヘッドのロゴ
ヘッドに刻印された「F」の一文字。
インパクトがありますよね。
もちろんFernandesの「F」ですがこれが当時はまたお気に入りのポイントの1つでした。
今見てもかっこいいです。
ピックアップはアクティブ
ピックアップはアクティブなんです。
アクティブのピックアップは電池が必要で四角い9Vの電池が1本、下の写真の赤丸の中にセットできるようになっています。
アクティブピックアップを簡単に説明すると電池の電力で増幅される仕組み。
個人的な感想ですが、音は軽いコンプがかかった感じで音の粒が揃ってサスティーンも稼げる感じがあります。
ノイズもほとんどなくエフェクターのノリもいいように感じます。
BOØWYのようなエフェクターをたくさん使うような音を出したい人には、かなりおすすめのピックアップといえます。
まとめ
BOØWY時代のもう1つの布袋モデル【Fernandes MV-95HT】はとても魅力のあるギターです。
当時はこのギターを持っていても布袋モデルと分かる人はそんなにいなかったのではないでしょうか?
「アミダ模様=布袋モデル」というイメージが定着している中で、隠れたもう一つの布袋モデルを持っていたことは真の布袋ファンだと勝手に思っていました。
あの頃を振り返りBOØWYのコピバンでもやろうかなぁ。
そんな気持ちにさせてくれる名器です。
- BOØWY時代のもう一つの布袋モデル【MV-95HT】が存在した
- 【MV-95HT】は見た目がお洒落
- 【MV-95HT】は黒と白の2色がある
- 黒とゴールドパーツの組み合わせがお洒落
- ピックアップはノイズがほとんどないアクティブ
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