「男はつらいよ」シリーズ。
寅さんこと車寅次郎でお馴染みのあの名作で大作。
最後の映画をいれると50作になります。
50作目は私も映画館に観にいきました。
あの風情のある主題歌を、桑田佳祐が熱唱して始まるその映画は現在の設定での物語。
昔の映像を交えながら寅さんを想うストーリーに涙が思わず出ました。
今でも大人気の寅さん。
その魅力に迫ります。
「男はつらいよ」のファンは多い
冒頭でも触れましたが、2019年12月に映画館に観にいきました。
最後の49話が公開されたのは1997年。
あれから22年後の映画。
もちろん寅さんこと渥美清は、1996年に亡くなっているので本人は昔の映像で登場しましたがとても感動しました。
昔を思い出しながら進むストーリーで、甥っ子の満男演じる吉岡秀隆の演技もこれまた上手いから感情移入してしまいます。
一緒に寅さんのことを思い出しながら、昔の寅さんのシーンがいい感じで挿入され、見事に素晴らしい構成と演出でした。
最後のエンディングロールの時には主題歌が流れるなか号泣。
「男はつらいよ」シリーズは20年以上も前に終わっているのにも関わらず、再び映画化されいまだにファンが多いことが分かります。
「男はつらいよ」はなぜ人気なのか?
こんなに月日が経ったのに、いまだにテレビなどでも再放送されたり有料コンテンツでも観れる「男はつらいよ」シリーズ。
なぜこんなに人気なのか。
いちファンとして、私が感じる魅力を上げてみます。
面白い
寅さんはまず面白い。
キャラが明るく能天気なところがありますがお茶目。
まさに子供がそのまま大きくなったようなそのキャラは面白すぎ。
無邪気な寅さんの演出は毎回笑わされっぱなしです。
ちなみに私の義母は「遠い親戚にほしい」と言っていました。
遠い親戚とはたまに会うぐらいがちょうどいいということ。
あまり近いと面白いけど迷惑も被る。
だからそのぐらいの距離がちょうどいいって。
なるほど。
この微妙な距離。
我が義母ながら、なかなかうまいこと言いますよね。
泣ける
面白いばかりではなく泣けます。
寅さんは困っている人がいるとほっとけない性格。
だから見ず知らずの人でも助けるんです。
その家族にまでつっこんで困っている本人を助けてあげる。
簡単に問題は解決しませんが、その中で必死に助けようとする寅さんの心情が心にグッときます。
同情する
寅さんは、実家の「くるまや」の家族にはややあきられた存在。
それでも全国を旅するフーテンの寅さんを思いやるその家族愛。
特に妹のさくらとのやりとりは見どころ。
いつも兄の寅さんを心配するさくらの気持ちには切なさを感じます。
「お兄ちゃん」
というあの哀愁漂うセリフには、いつも心が痛みます。
人の温かみに触れられる
今の時代は隣近所との付き合いがほとんどない時代。
でもあの昭和の頃は、近所付き合いが当たり前。
その中でも特に寅さんは人情味あふれる存在。
それを支える家族や近所の人々。
そこには人の温かみに触れられます。
今の時代だからそこまでは簡単にいきませんが、せめて「男はつらいよ」を観ている時ぐらいは、その人の温かみに時たま触れたくなります。
昭和の懐かしさがある
やっぱり昭和は最高の時代でした。
昭和を知っている私にとっては、懐かしさが込み上げてきます。
ちゃぶ台だったり木枠に入ったテレビだったり蚊取り線香やかき氷。
「男はつらいよ」シリーズを観ていると、当時の記憶がフラッシュバック。
自分もあんなことしたな
とか
こんなのあった
とか、ついつい思い出してしまいます。
昭和時代を知らない人には「えっ!」って思うようなこともありますが、逆に新鮮なのではないでしょうか。
寅さんの自由な生活に憧れる
風の吹くまま気の向くまま全国を旅する寅さん。
そんな生活は、特に男なら憧れるのではないでしょうか。
明日はどこに行くのやら、計画も無しでその時の流れに身を任せる旅。
現地の魅力やそこで出会う人々。
こんな生活は現実味がないですが、男のロマンに感じます。
個人的には「将来こんな旅ができたらなぁ」って憧れを持っています。
いいじゃないですか。
寅さん風の車中泊旅なんていうのもありですよね。
まとめ
私なりの「男はつらいよ」シリーズの魅力をご紹介いたしました。
今でも年に数回は観てしまう魅力があります。
全て49話のストーリーは頭に入っていますが、なぜか何度も観てしまうんですよね。
年に数回、寅さんやあの雰囲気だったりが恋しくなる。
魅力とはそういうものですよね。
知らない人も1度観るとハマるかもしれませんよ。
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