・大好きなこの曲をギターで弾きたい
・あのギターソロを覚えたい
・ギターを弾きたいけど、どうやったら弾けるようになるのか
全くわからない人に向けて、
をご紹介します。
ギターを上達するには、まずは弾きたい曲を覚えるが1番。
この記事を読めば、必ず自分に合う方法が見つかるはずです。
ギターをコピーする基本的な方法

ギターをコピーする方法はたくさんありますが、まずは自分の耳で聴いて音を拾っていくのが基本。
この方法を覚えると、ギターをコピーするのがグッと早くなります。
曲のキーを調べる

コピーする1番最初の入り口は曲のキーを知ること。
キーとは曲の土台となる音。
曲のキーを調べることで、その曲がどんな音のスケールを使っているのかが分かります。
これを知るとコード進行の仕組みが理解できたり、演奏やアレンジがしやすくなったりします。
音楽には「ドレミファソラシド」のような決まった音の並び(スケール)があります。
基本的に、曲はそのスケールの中の音だけを使って作られます。
キーをわかりやすく言うと
カラオケなどでキーを半音上げる下げるなどを思い出すとわかりやすいですよね。
曲のキーがC(ド)とかEとか、曲に合わせてコードや短音を色々弾いていくと、ピッタリと落ち着く音が見つかります。
キーがCなら、その曲のどの部分でCを鳴らしても外れない感覚(変調している曲は例外)。
まずは、曲のキーを調べるとグッとコピーしやすくなります。
例えば「Cメジャーキー(ハ長調)」なら
次の7つの音が中心になります。
キー | 使われる音(ドレミ) | 使われる音(英語表記) |
---|---|---|
Cメジャー | ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ | C・D・E・F・G・A・B |
キーを調べることで、
- どんなコードがよく使われるか分かる
- どの音がメロディやギターソロなどで多く登場するか分かる
- その曲を別のキーに変えやすくなる
などがしやすくなります。
「Cメジャーキー」の曲を弾いているなら、基本的には「ドレミファソラシ」の音が使われている可能性が高いということ。
曲のキーを知ると、その曲のルールや仕組みが分かり、弾きやすくなるのです。
曲のキーを調べることで、その曲がどんな音を基準に作られているかが分かり、コピーに加え演奏や作曲、アドリブがしやすくなります。
初心者のうちは難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていけば、耳でキーを判断できるようになります。
3コードを知っておくと早い

「3コード」を知っていると、耳コピ(聞いた曲を楽器で再現すること)がグッと早くなります。
ほとんどの曲は3コードがメイン
3コードさえあれば曲ができます。
わかりやすいところで言えば、ブルースはほぼ3コードのみ。
また昔よくCMで流れていた「この木なんの木、気になる木〜」っていうタイトル名は知りませんが、日立!?のCMソングなんかも3コードのみ。
ブルース以外にも、結構3コードだけで作られている曲は多いです。
昔から最近の曲まで、3コードプラス他のコードという形で作られている曲がほとんどです。
3コードとは
ほとんどのポップスやロックの曲は、次の「3コード(主要三和音)」を基本に作られています。
キー | 主要3コード(ダイアトニックコード) | 例 |
---|---|---|
Cメジャー | C(ド)・F(ファ)・G(ソ) | C – F – G – C |
Gメジャー | G(ソ)・C(ド)・D(レ) | G – C – D – G |
Dメジャー | D(レ)・G(ソ)・A(ラ) | D – G – A – D |
音楽データベース「HookTheory」によると、世界中のヒット曲の約75%が「3コード」を含んでいるとされています(HookTheory, 2023)。
つまり、最初に3コードを覚えておけば、多くの曲をすばやく耳コピできるようになるのです。
3コードは、キーのコードの4度と5度のコードを合わせたもの(上の表)。
例えば、キーがCなら4度のコードはF、5度のコードはGです。
キーがEなら4度のコードはA、5度のコードはB。
3コードを知る方法
数えればすぐにわかります。
CDEFGAB。
キーから順番に数えればすぐにわかり、ギターならコードを押さえた位置でずらしていくだけなので、よりわかりやすいです。
3コードを知っておくだけで、ギターの耳コピのスピードが格段にアップします。
まずは自分の好きな曲のコードを調べて、「3コード」がどのように使われているのかをチェックしてみましょう。
耳コピ

耳コピはギターをコピーする基本中の基本ですが、上記の2点を覚えておけば格段に早くなります。
耳コピのやり方
耳コピの基本的なやり方は、コード進行は上記の2点を軸にコピーし、ギターソロは最初は口ずさめるようになる程聴きまくります。
口ずさめるようになったら、ゆっくりとギターを合わせながら拾っていくと耳コピーができるように。
最初はかなり難しいですが、根気よくやっていくと段々と慣れてきます。
キーとコード進行がわかるようになると、リフやソロも音をとりやすくなってきます。
やればやるほど耳コピは間違いなく上達します。
耳コピをすることによって
ギターをコピーするときの基本的な方法は「耳コピ」です。
耳コピができるようになると、楽譜を見なくても曲をよく聞いて音を拾うことで、ギターのフレーズを正確にコピーできるようになったり音楽理論が自然とわかってきたり、アドリブをしやすくなります。
耳コピは重要
耳コピが重要な理由は3つあります。
- 正しい音を聞き分ける力がつく
耳コピをすると、コードやメロディのパターンを自然と覚えられるように - どこでも練習できる
楽譜がなくても、曲さえあれば耳でコピーできるように - プロのギタリストも耳コピで上達している
有名なギタリストの多くは、耳コピを通じて演奏技術を磨いている
実際に、音楽教育の研究では耳コピを習慣にしているミュージシャンは、そうでない人よりも音感が優れていることが分かっています(Journal of Research in Music Education, 2022)。
ギターのコピーをするときは、まず耳コピに挑戦しましょう。
最初はかなり難しく感じるかもしれませんが、続けることで確実に成長できます。
好きな曲を何度も何度も腐るほど聞いて、少しずつ音を拾っていく根性が大切です。
ここは根性論一本!
超簡単にギターをコピーする方法とコツ5選

ギターをコピーする方法は、これまでご紹介したことを根気よくやるとほぼできるようになってきます。
でもまだちょっと難しいという人には、そのレベルにいくまでの
をご紹介します。
口ずさめるまで何度も聴く
耳コピーのところでも紹介しましたが、まずはこれは必ずやって欲しいこと。
口ずさめないものは、コピーをすることが難しいです。
カラオケなどを想像して貰えばわかりやすいかと思いますが、メロディーが浮かばない曲は簡単には歌えません。
それと一緒で、ギターを弾きたいフレーズやソロなどは口ずさめるぐらいになるまで、何度も聴くのは必須。
腐るほど聴いているうちに、最初は聞こえなかった音やニュアンスまでわかってきます。
そこまで聴きまくると、コピーするのがどんどん楽しくなってくるので根性で頑張りましょう。
曲のテンポを落として合わせる
曲によっては、速い曲や複雑なフレーズなどは耳コピにも限界があるものも出てきます。
そんな時は曲のテンポを落として聴くと、当たり前ですがコピーしやすいです。
ただ曲のテンポを落とすと、キーそのものまで変わってしまいます。
想像してもらうとわかると思いますが、動画などでもスロー再生にすると音が低くなり、倍速などにすると音が高くなります。
そこでギターコピーでおすすめなのがローランドのe-bandというもの。
ギターを繋いで音が出せ曲も同時に流せます。
またエフェクターも数種類入っているので、曲に合わせた音色も出せます。
最もおすすめのポイントが、曲のテンポを落としてもキーを合わせられる機能。
これならどんなにゆっくりのテンポにしても、キーを原キーに合わせられるので、ゆっくりと聴きながら耳コピーできるので音をとりやすいです。
弾けるようになったら、一緒に合わせて演奏できるのも魅力です。

タブ譜を使う
ここまでの方法でコピーするのが難しいのであれば、タブ譜を使う方法もあります。
タブ譜は音符が読めなくても、ギターを抑える場所が一目でわかる図が書いてあるものです。
アーティストごとやアルバムごとのタブ譜があったり、今では一曲単位で買えるので、手頃な値段で入手しやすいのもいいです。
耳コピアプリを使う
アプリにも、耳コピをしやすくするものがいくつかあります。
これらを利用してみるのもいいかもしれません。
ギタリストのための音楽聴き取りツール!耳コピを補助するiPhone/iPad用のミュージックプレーヤーアプリ

思いついたギターの演奏を簡単に形に残せる、ギターに特化したタブ譜・楽譜作成ソフトウェア

ギターやベース、ドラムのタブ譜とコードにアクセスできるアプリ

「弾いてみた動画」に合わせて弾く
今やYouTubeにはたくさんの「弾いてみた動画」があります。
プロからアマチュアまで多くの人がアップしてますが、アマチュアの人でも完コピをしている人がたくさんいます。
コピーしたい曲を弾いている動画を探し、再生に合わせてゆっくりと何度も弾く方法もありです。
ギターの手元をアップした動画が多いので、抑える場所もわかり丁寧に解説やタブ譜も載せているものも。
一度チェックしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに僕自身の話で恐縮ですが、ギターを弾くキッカケにもなったBOØWY。
その中でも、中学生だった当時は「Bad Feeling」という曲のカッティングがタブ譜をみても思うようにコピーできませんでした。
今はこのように、布袋氏自身が解説しながらの動画もあるので非常にありがたいですよね。
まとめ

憧れの曲を弾くためのギターのコピー方法をご紹介しました。
基本は耳コピーですが、今はテンポを落として聴ける機材やタブ譜があるのでコピーしやすくなりました。
最初はテンポを落として、とてもゆっくりのスピードで少しずつ覚えていくのが1番いいです。
慣れてきたら少しずつテンポを速くし、最後は原曲と同じテンポに。
どの方法も根気よくが基本ですが、好きな曲だから楽しくを忘れずに覚えていきましょう。
コピーをすればするほど、自分の引き出しが増えるのでコピーはどんどんしていきたいですよね。
- 口ずさめるまで何度も聴く
- 曲のテンポを落として合わせる
- タブ譜を使う
- 耳コピアプリを使う
- 「弾いてみた動画」に合わせて弾く

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