フランクリンプランナーは人生を変えられるほどの優れた手帳。
フランクリンプランナーを使いこなすためには、まずその本質を理解するのが1番の早道。
今回ご紹介する本
『人生は手帳で変わる』
はそんなフランクリンプランナーの取扱説明書的な1冊です。
それでは早速どんな内容なのか見ていきましょう。
『人生は手帳で変わる』はこんな人にオススメ
フランクリンプランナーはスターターキットを購入すれば、使い方ガイドも付いているので安心して使い始められます。
でもさらにこの『人生は手帳で変わる』を読むことによってより理解しやすくなります。
僕はフランクリンプランナーを12年間愛用していますが、この本は毎年年末に必ず読み返しています。
何度も読むことによって新たな発見だったり気づきがあるんです。
よりフランクリンプランナーを使いこなせれば人生を変えていく大きな指針になることは間違いないです。
『人生は手帳で変わる』の概要
フランクリンプランナーは自分の価値観を洗い出し心の奥底に眠っている自分の声(内なる声)を聞きだすことによって、人生を充実させていくためにサポートしてくれる手帳です。
いろんなフォーマットが用意されていて、それに従って手帳を組み立てていけばフランクリンプラン―が出来上がります。
その各フォーマットをより詳しく説明しているのが、この『人生は手帳で変わる』の本。
具体的にどんな感じで組み立てていくのか詳しく説明されているので、初めてフランクリンプランナーを使う人にとってはかなり分かりやすい内容になっています。
著者「フランクリン・コヴィー・ジャパン」のプロフィール
スティーブン・R・コヴィー氏が創設したフランクリン・コヴィー・グループの1社。スティーブン・R・コヴィー氏は自分の運命を自分で切り開くための奥深いアドバイスをわかりやすく教えることに生涯を捧げ、タイム誌が選ぶ「世界でもっとも影響力のあるアメリカ人25人」の一人に選ばれている。国際的に高く評価されるリーダーシップ論の権威、家族問題のエキスパート、教育者、組織コンサルタントとして活躍した。著書『7つの習慣』は全世界で販売部数4,000万部を記録し、20世紀にもっとも影響を与えたビジネス書の1位に輝いている。フランクリン・コヴィー・グループは147カ国でトレーニングやアセスメントをサービスとして提供する世界屈指の企業。
フランクリン・コヴィー・ジャパン公式HPより
またフランクリンプランナーをより深く理解できるようなこんな様々な書籍も出されています。
『人生は手帳で変わる』を読んだ感想
フランクリンプランナーをより深く理解するために書かれたこの本はどの項目も大事なことばかりですが、下記の3つに絞って感想を述べたいと思います。
フランクリンプランナーは第四世代の手帳
フランクリンプランナーが第四世代の手帳ということは、第一から第三世代が存在するということ。
第四世代の手帳を理解する前に、それらの世代を簡単に説明すると下記のようになります。
・第一世代の手帳:予定を単純にメモる手帳
・第二世代の手帳:スケジュールを管理する手帳
・第三世代の手帳:目標設定と優先順位づけを行う手帳
これらの手帳の使い方は一般的な使い方です。
ほとんどの人がこのような使い方をしているのではないでしょうか。
でもフランクリンの手帳は第四世代。
第一から第三までの手帳は予定や目標を書きそれらを管理してこなしていくというやり方。
設定した予定や目標に向かってひたすらこなしていく。
でもそのやり方だと生産性は上がりますがストレスを感じます。
第四世代のフランクリンの手帳は、スケジュールやタスクの設定の前にまず自分の価値観を見出すことから始まるのです。
ただ時間を管理するという手帳ではなく自分自身をまず把握し、人生を管理すると言った方が分かりやすいかもしれません。
ただの一般的な手帳と違うのは明らか。
価値観を見出せれば自ずとやるべき大事なことが見えてきます。
それに基づいてスケージュールしていくという流れが、フランクリンプランナーなのです。
「時間管理のマトリックス」重要度と緊急度を区別する
この図は有名な時間管理のマトリックスです。
ほとんどの人は重要かつ緊急の第I領域を最優先し、ほぼこれらの事柄で毎日をこなすのが精一杯です。
当然ですよね。
重要かつ緊急なのですから。
でもフランクリンプランナーでは重要であるが緊急でない第II領域を最も重視するべきと提唱しています。
その理由は第II領域の事柄は重要だが緊急でない。
すなわちほとんどの人が緊急ではないので手をつけません。
でも重要なことであって、ここをしっかりこなしていれば元となる土台がしっかりする。
ということは、第I領域の事柄も減ってくるとうこと。
健康に関して言えば、普段から適度な運動をすることは重要だが緊急でない第II領域。でもここを怠ると病気になる可能性が上がります。もしそうなったら治すために治療をしなくてはいけません。そうなったら治療が緊急かつ重要な第I領域になってしまうんです。元となる土台の適度な運動は健康に関して言えば第II領域。普段からしっかりとここをこなしていれば健康を維持できるということです。
第II領域が最も重要するべきこと。
これにはとても納得しました。
「大きな石と小さな石」で優先順位を決める
計画を立てる上でこなさなければならないタスクは優先順位を決めていくことが重要です。
前項で話をした第II領域は大事な項目。
第II領域のタスクを大きな石と例えるなら、上図のようにバケツに大きな石を先に入れれば小さい石はスキマに綺麗に収まります。
でもその逆で先に小さな石を入れると大きな石が全て入りません。
とても分かりやすい例えです。
重要なタスクを先にこなし、空いたスキマ時間でその他の領域のタスクをこなすと効率的にこなせます。
最後に
フランクリンプランナーは一般的な手帳と大きく違います。
自らの価値観を見出し本当に大事なものを中心に、人生設計や夢を達成するために作られたシステム。
だからフランクリンプランナーをしっかりと活用するためには、まずどういうものなのか理解するのが使いこなすためには1番早いです。
そのための教科書的な存在のこの「人生は手帳で変わる」は、1冊持っておくと安心です。
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