なかなか商品が売れないと悩む人は多いのではないでしょうか。
売れる方法なんかあったら教えて欲しい。
商品やサービスを売ることはなかなか簡単なことではありません。
なんとしても売る!と強く思えば思うほど売れないものです。
そんな時はちょっと一呼吸おいてこの本を読んでみるといいかもしれません。
商品の売り方を知りたい人は必見の一冊です。
なぜこの本を読もうと思ったのか?
まずはタイトルが目に入り直感で読みたいと思いました。
その本は
売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください! 川上徹也著
もうそのまま自分の気持ちを代弁してくれているタイトル。
そうなんです。
その通りなんです。
商品を売ろう売ろうと思えば思うほどぎこちなくなる。
やり方が分からなくなる。
とドツボにハマりませんか?
私がそうなんです。
ブログで商品を売ろうと思うほど、記事の内容が不自然になっていくんです。
逆だったら絶対に買わないですよね。
「なんかこの記事、商品の押し付け感が強いよな~」
って、ちょっとでも思ったら私だったら必ず警戒するし、その記事から離脱します。
それが分かっているけどできない。
ではどうすればいいのか?
そんな迷いがあり、読もうと思いました。
こんな人におすすめの本
この本は商品の売り方のアイディアがたくさん詰まった本。
こんな人は読んでみる価値ありです。
- 商品の売り方を知りたい
- 売り方が分からない
- 売り上げを伸ばしたい
- 売れる方法を学びたい
実際にこんな方法で売れるようになった、という事例を出し解説されています。
だからとても分かりやすいし、それらのアイディアに感心することばかりです。
「売れないものを売る方法?」のおすすめポイント
読んでみて、ためになることがたくさんあり過ぎました。
ポイントを絞ってご紹介いたします。
トイレットペーパーの芯が売れる!?
トイレットペーパーの芯が売れる???実際、彼女のママ友が「30本セット」を500円で売り出すとすぐに売れたとか。最初は半信半疑でしたが、その「ウリ」を聞いて「なるほど」と納得しました。さて、どういう「売り文句」で売ったと思いますか?ちょっと考えてみてください。その答えは……。
本書18ページより
まずこれ度肝を抜かれませんか?
私事ですが妻に聞いたら知っていたのでちょっとがっかりしましたが、それまでは
えっどういうこと!?
って思ったんです。
だってトイレットペーパーの芯ですよ。
ただのゴミですよ。
どういうことなのか気になりますよね。
答えは
なるほど!
だったんです。
要は新たな発想です。
ヒントはただのゴミと見ないこと。
う~ん。
勉強になります。
商品の「ウリ」を変える
つまり高田さんは「ビデオカメラ」という商品に、「映像を撮る機械」ではなく、「自分の若い頃の記録を子どもに残す道具」という新たな価値づけをしたわけです。これは「商品」は変えずに「ウリ」を変えることで、新たな「価値」を生み出したと言えるでしょう。またこれによって多くの人に、「買いたい気持ち」を薄き上がらせたとも言えます。
本書22ページより
あの有名なジャパネットたかたの元社長、高田明氏のアイディア。
よくジャパネットたかたの売り方や表現の仕方は勉強になると、あちらこちらで耳にしますが本当すごいですよね。
どこにでも売っている家電をどこよりも売ってしまう。
やっぱり売り方の切り口が違います。
今でもたまにテレビで見ると、ついつい欲しくなってしまいます。
そう思わせる売り方が勉強になります。
メインの商品がなくても売れる?
一般的に水族館というと、ジンベエザメのような目玉になる魚がいるかどうかが、人気のバロメーターになることが多いものです。しかし目玉がなくても、「売り方」によっては、人気水族館になることはできます。
本書174ページより
この事例もすごいです。
どうやって売り上げを伸ばすことができたのかはネタバレになるので割愛しますが、ここでも目線を変えるアイディアが紹介されています。
ヒントは「注目していないものに目を向ける」です。
まとめ
商品を売ると言っても、方法はたくさんあることを気づかされました。
売る!
っていう気持ちが先走ると、どうしても視野が狭くなってしまいます。
その狭い視野を360度に広げてくれる内容です。
いろんな商品の売り方を事例とともに解説している本。
それらのアイディアを読んでみる価値は、大いにある一冊です。
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